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n角の穴加工ができるドリルの使いみち [Engineering essay]

 過日、教育TVの番組(だったと思う)を昼食をとりながら観ていたら、秋山仁さんが登場してなにやらハンドルをぐるぐる回すと、なにか柔かそうな物体に正三角形(を意図したと思われる)の穴が加工されてしまった。ほぼ正方形(どうしても角にRがついてしまうのだが)の穴を加工するためのドリルが存在するらしいことは知っていたが、正三角形の穴だったところがミーハーごごろをくすぐったのか妙に記憶に残っていた。
 機械工学の観点からすると、このような除去(穴)加工のために特殊ドリルを開発することはあまりメリットがあるようには考えられていないはずである(確信がないので表現があいまいになるのは避けられない)。なぜならば、CNCマシンを利用すれば同様の形状を汎用工具で加工することができるし、ワイヤカット(放電加工)マシンならば、角のRはワイヤの半径程度となる(実際は放電エネルギの及ぶ部分が除去されるはずだが)のでとても小さくなり、ぱっと見では角にRの形状を認めるのは困難のはずである。さらにワイヤカット(放電加工)マシンの場合は、穴の形状は自由に設定できるので星型のねじれた傾斜した穴でも加工可能なはずである。
 それじゃあ、ドリルを使うメリットは今では無くなってしまったのかと思われるかも知れないがそんなことは無い、穴を(除去)加工するのに必要な時間の観点からドリルとCNCマシンおよびワイヤカット(放電加工)マシンなどの比較を行えば、短時間での穴加工はドリルを利用した加工に軍配が上がるだろう。さらに、寸法、形状精度などがあまりヤカマシク要求されないような場合には特にドリルを利用した穴加工が優位に立てるものと思う。さらにトンネル工事に使われているシールドマシンは乱暴に言えば、太いドリルのようなものだから穴の直径が大きな場合、温泉のボーリングなどのように穴の長さが長い場合にもドリルの効力が発揮されるだろう。
 ところが、ここでひとつ疑問が生じる。三角形の穴を必要とする人が大勢いるか?という疑問である。需要が無ければ技術が継承されて行く可能性は低くなるだろうから、n角の穴加工ができるドリルを開発した人たちが次に開発しなければならない(商業目的であればの話だが)のはn角の穴の用途であろう。現状では教育目的での使用以外に途はないようにも見えるが…。秋山先生は特許出願もされているようです。

 文章だけではワカリニクイので参考になるWebを参照していただきたい。

 と、ここまでは現実の世界での話。昔から一部のニンゲンの間でコッソリみみずの掘った穴(実際のところはどうなのかわからない、あくまでもイメージである)のように途中で折れ曲がった穴を加工できるドリルの研究開発が続けられているに違いない…というのは私の妄想。作れるんじゃあないかなあ………。
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